- 発表2
- 新ヶ江章友氏(名古屋市立大学大学院看護学研究科客員講師/財団法人エイズ予防財団リサーチレジデント:人類学)
- HIV/AIDS のグローバルな流行と日本におけるMSM (Men who have Sex with Men)のローカルな経験
- 要旨
本発表は、近年の世界的なHIV/AIDS研究の動向をふまえながら、日本におけるMSM(Men who have Sex with Men)間でのHIV/AIDS流行の社会・文化的背景を分析することにある。その際、@WHO(世界保健機関)やUNAIDS(国連エイズ合同計画)をはじめとするグローバルなHIV/AIDS予防政策をめぐる実践とその指針、A日本におけるMSMに対するHIV/AIDS予防施策の国家的実践、B日本におけるMSMのローカルな身体実践、自己認識、言説戦略についてそれぞれ概観し、この@〜Bの固有性とその連動性を明らかにすることによって、グローバルに流行しているHIV/AIDSという疾患の本質に迫る一助を提供することを目的とする。
- 関連業績
- 2008 『ワークショップ&国際シンポジウム「男性同性愛者」のセクシャリティから「男性」ジェンダーを見る―アジアにおけるHIV/AIDS問題の視点から(F-GENS Publication Series 33)』(お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」).
- 2006 「HIV感染不安の身体―日本における『男性同性愛者』の主体化の批判的検討―」『論叢現代文化・公共政策』 3: 203-226.
- 2005 「日本におけるエイズの言説と『男性同性愛者』」『インターカルチュラル:日本国際文化学会年報』 3: 100-122.
- コメンテーター:小田亮氏(成城大学文芸学部文化史学科教授:人類学)